2017.07.16 配筋まで
須磨の新築は基礎の配筋まで終えました。
猛暑の中、現場のみなさんには感謝です。
監督とピッチや径を現場で確認。
予定通り7月末には上棟出来ると思います。
上棟したら、早く景色を見たいなあ。
2017.07.15 引き続き
芦屋のリノべでは採寸しながら建物と向き合っております。
メゾネットタイプは手摺がかわいいので、こういう部材から空間を作るのも一つの方法かと思います。
個人的には玄関の吹き抜けにある斜めの柱や梁も気になっています。
もともと特殊な建物で少し使いにくい部分もあったので快適に変えつつも、ただアクセントをマッピングしました、ということにならないようコンセプトとインテリアが連動するようにつくりたいです。
2017.07.14 毎年恒例の円通寺
毎年訪問している京都の円通寺へ。
朝一番に入ることが出来ました。
比叡山がここまで美しく見える場所は他にないでしょうね。
学生時代からほぼ毎年、十数回は来たでしょうか。
変わらない風景、というのもとても贅沢なことなのかもしれません。
なんだか初心に戻れる場所で大事な仕事の始まりや終わりに来ます。
ついでに学生時代の思い出のラーメン屋の東龍さんや京都大学あたりも回って充電してきました。
2017.07.13 最終図へ
宝塚のリノべも2件分、コスト調整もしつつ最終図へ向かっています。
壁や天井も木に包まれた今までとはテイストの違う案件となりそうです。
コストダウンも兼ねて、自分たちで300枚もの合板を塗装してみようと思います。
家作りはこういうプロセスも大切ですよね。
施主、設計、施工店がみんな同じ方向で進めたら、きっと長く愛でて使われるお家になると思います。
もうひと踏ん張りして着工です。
2017.07.12 ひたすら磨いて
リノべ現場で捨てられそうになっていたツマミを見つけました。
長年使い込まれて錆びがびっしりとついていました。
全部で40個あったのですが、一つ一つ酢や塩も使って丁寧に磨いてみました。
するとだいぶ錆も落とせて、再利用出来そうなくらいピカピカに。
40個すべて磨ききりました。
レトロで縁も細工されているかわいいツマミが復活しました。
古い物を大切にする感覚も持ち続けたいです。
2日後に手首や指が筋肉痛となりました。
2017.07.11 講演会へ
建築家、永山祐子さんの講演会へ大阪へ。
永山さんは昨年の床の間アートコンペの審査員として、佐賀でお世話になりました。
素材への探求心やコンセプトの作り方等とても勉強になりました。
特に、表層への執着心の高さはインテリア計画でも参考になると思います。
豊島の横尾忠則館はもう一度行ってみたくなりました。
こういう場で勉強したことを実作やコンペに活かしていけたらと思います。
実務で大変な時ほどこういう時間は大切にしたいです。
もっと自由に建築が作りたくなりました。
2017.07.10 現場通い
最近は芦屋のリノべ現場に通っています。
解体していくと、申請時の図面と違うところや排水、換気計画等、様々なことがわかってきます。
これからは図面を書きつつ、疑問点は採寸でまた通う、という地道な作業が続くことになりそうです。
一つは平屋タイプでテラスに向かって均等な構造の骨格をもって開いていくお家です。
現場でずっと眺めていると、BBQも出来そうな広いテラスから徐々に活動量がグラデーションして小さくなり、落ち着けるリビングへ至るイメージを持ちました。
それに合わせてインテリアの色味もリビング→ダイニング→テラスへと活動量の大きさに合わせてより明るい色味にグラデーションさせようと考えています。
エンドユーザーが決まっていない分、元の建物から空間を紡ぐためのコンテクストを引っ張ってこないといけないのですが、ここはテラスと骨格からはじまりそうです。
解体前のプランよりもコンセプトが明確になって、より良くなりそうです。
もう一つのお家は2,3階のメゾネットタイプです。
解体途中に訪れて、これはどうかな、と微かに浮かんだものがあるのですが、まだそれが自分自身で納得するものとなるかはもう少し通って確かめます。
2件共、7、8月で最終図もコスト調整も終える予定で頑張ります。
2017.07.09 天満にて
フラワースタイリストの合津さんと天満へ。
ごめんねJIROへ訪問。
全てのメニューが美味しくて安いのがうれしいです。
2件目もイタリアンへ行ってから、最後はバーへ。
合津さんは自営業の先輩ですから、普段は相談できないこともいろいろと聞いていただきました。
自営業であるからには利益も追及すべきなのですが、それだけでなくちゃんとお客さんに喜んでいただけるよう日々精進しないと、と再認識しました。
長く継続する、という当たり前で最も難しいところも大切にしたいです。
モチベーションが上がって帰ってきました。
2017.07.08 鹿
京都の左京区を歩いていると鹿と遭遇しました。
警戒されてずっとこちらを見ております。
みんなシンプルで同じお顔ですね。
2017.07.07 京都で
京都国立近代美術館にで「技を極める」展に行きました。
フランスや日本のジュエリーやその製作過程を観れ、超絶技巧を体感できる展示となっています。
精緻な展示品や映像も含め、とても心躍る内容で、物つくりや宝石が好きな人にはお勧めです。
一方で僕は展示方法と、それが偶然生み出す現象に最も興味を持ちました。
真っ暗な空間のガラス張りの中にジュエリーがあるわけですが、上部からの照明の影響で、ジュエリーがガラスに反射し、バーチャルなジュエリーが反対側にくっきりと浮かび上がって見えるのです。
つまり、裏から見ていると鑑賞者があたかも数億もしそうなジュエリーをまとっているように見えるのです。
リアルな人間が知らず知らずの内に、仮想のジュエリーを身に着けて、本物のジュエリーを眺めるという不思議な現象。
鑑賞者は気付かぬうちにどこかの国の女王様のごとく、仮装し、参加型アート展へと変貌するのです。
そうなると、ティアラは女性の頭の高さに、イヤリングは耳の高さに、ネックレスは首の高さに、ブローチは胸の高さに展示されていれば、その不思議な現象が際立っただろうなと思考するのです。
リアルとバーチャルについては建築の空間で自分自身が常に意識をしている部分ではあるのですが、このように人とバーチャルが偶然にも融合してしまう現象を発見すると、何か自分自身の空間の考え方を深めてくれるきっかけにもなりそうで、とてもテンションが上がりました。