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2019.03.28 設計者向けの小説

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親が薦めてくれたノースライト。
なんてったって主人公が建築家、ストーリーはブルーノタウトを中心に展開。
小説を読む前に熱海の旧日向邸を見学しておきたかった。
今は改修中で実は先週見たくても行けなかったのです。
小説では設計事務所のリアルな雰囲気まで醸し出されています。
きっと膨大な時間を費やしたリサーチから描かれたんだろうなと。
文字だけで、人のバックグラウンドや関係性、空間や空気感まで表現できる人は尊敬します。
美術館のコンペ案を考えて、いい案が思いついて、だーっとまとめに入るスピード感とかは設計者ならわかるんじゃないかなと思います。
この小説で出てくる美術館の空間構成を文字だけで想像すると面白いですよ。
建築関係の人には是非読んでもらいたい1冊。