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2018.11.30 公会堂へ

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大阪中之島にある公会堂へ。
お客さんから教えていただいて限定公開で内部に入れました。
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特別室のステンドグラスが美しかった。
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個人的に好きだったのは柱です。
本物の大理石ではなくて、左官で偽大理石を研ぎだして作られています。
手で触ると下部の本当の石で感じた冷たさはなく、少し温かみがありました。
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いくつかの部屋が公開されていましたが、東京の赤坂にある迎賓館も年代が近いですね。
公会堂のオープンが1918年、迎賓館が1909年に建設。
公会堂の実施設計が東京駅でも知られる辰野金吾、迎賓館は片山東熊。
どちらも東大出身でジョサイアコンドルの弟子です。
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建具には木製の象嵌なんかもあり職人技が光っていました。
明治から大正にかけては、西洋に追いつけ追い越せで模倣した時期から、様々な様式から離れ建築を芸術と捉える分離派へと繋がっていく面白い時期です。
分離派には京都タワー設計の山田守や京都大学にある楽有会館設計の森田慶一がいます。
このあたりの歴史を知るには長谷川堯さんの「神殿か獄舎か」という書籍が良いかもしれません。