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2017.02.24 アドラー的思想

前職の先輩に勧められて心理学者のアドラーの本を2,3年前に読んだ。
「過去は変えられる」なんて都合の良い事言いやがって、なんて思いもあったけれど、読んでみると得心が行った。
過去に起こった事実は変わらない。
でもその後の頑張りによっては、自分が黒だと思っていたことが白になっていることもある。
つまり、過去はその後の自分の捉え方次第でプラスに反転できるのだ。
アドラーの本当の想いはどうかはわからないけれど、自分はそう解釈した。
何かに挑戦すれば、失敗もする。
本気であればあるほど、その時は辛くもなる。
でも、その後の努力や頑張りで何かを乗り越えた時、過去の黒が白になっていると気付くことがあるのを知った。
それは本人さえも気づかないくらいゆっくりと、ゆっくりと、変化していくものである。
誤解を恐れずに言ってしまえば、アドラーの思想はルール無用のオセロのようでもある。
挟んでもいないのに、そして誰も気づかぬうちに黒がいつの間にか白にひっくり返ってしまうからだ。
だから、たくさん挑戦して、失敗してもいいと思えるようになった。
一つ一つ、誰にも気づかれぬように、過去の黒が白となるようにその後頑張れば良いのだから。