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2024.08.13 クリスタルパレス展②

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アートだけでなく、空間としての「境界」も魅力的。
こちらと向こう側の間に垂れ壁があって、壁の素材が変わる事で、
開口部のところには目には見えない仮想の境界面が生まれています。
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仮想境界面を発生させるためには垂れ壁を作ったり、床の高さを変えたり、
様々な手法がありますが、
これは床素材を変えることで境界面が生まれています。
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これも面白いカットです。
壁の素材が変わりながら、3層の仮想境界面を感じることが出来ます。
まずは視線で境界面をつき破り、
その後に実際に動いて境界面を破るという時間軸を持った2重構造。
こういう操作で建築にワクワク感だったり、人の居場所が生まれていきます。
また開口部の壁の厚みが太い箇所なんかは、
「境界面」が「境界層」として境界の強度が高まったりもします。
境界点、境界波、境界面、境界層を理解して、その強度まで意識して設計したい。
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これ、一見わかりにくいのですが、壁に小さな穴があいています。
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穴があったら何故か覗きたくなりますよね。
これはサイズが小さいからこそ生まれる強度が最強の境界面が生まれていて、
奥に何があるのだろう、と訴えかけて人はつい覗いてしまうのです。
人が動いて通過はできない境界なので、
ここでは視線だけが境界を破る体験になります。
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出口はカーテンと薄いペラペラの壁だけが作る弱い境界面。
展示壁の厚みも様々で、境界の強弱を体感するという意味でも勉強になりました。