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2023.02.07 見えない境界

自分が設計している時にいつも考えていることは、
目に見える境界はもちろんですが、
見える境界があることによって生じる、
目に見えない心の中に生じる仮想の境界を感じながら設計していると言っても良い。
柱が一本あることで同心円状に生まれる仮想の境界波、
柱で囲まれることで生まれる仮想の境界面、
境界に厚みがもたらされることで生まれる仮想の境界層。
見える境界と見えない境界がミックスされることで、
余白や人の居場所が生まれるということ。
境界波、境界面、境界層を常に意識して空間を創りたい。
建築を知らない人でも、なんか居心地が良いな、と思ってもらえる空間。
今の流行りとかも当然ありますが、
自分がずっと追及していきたいテーマです。