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2021.02.09 フェルマーの最終定理

サイモンシンの「フェルマーの最終定理」を読みました。
紀元前のピタゴラスから20世紀に数学者アンドリューワイルズが証明するまでの壮大な数学歴史が描かれています。
色んな人の人生が詳しく描かれていてむちゃくちゃ面白い。
読みやすく、これは訳している方の能力も相当高いのだと思います。
ワイルズが証明するために、
谷山・志村予想や岩澤理論という日本の数学者が生み出した理論が不可欠だったそうです。
数学って閃きだけが大事なのかと思っていたのですが、
そうではなくて、過去の数学者がどうやってきたかを地道に検証したり、それを改良したり泥臭く粘り強さが必要なんだとわかります。
感動の名著でした。
サイモンシンの他の著書「暗号解読」「ビッグバン宇宙論」も早く読みたい。
あとは物理学者イリヤプリゴジンの「混沌からの秩序」。