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2017.08.21 菊竹さん

最近建築家の菊竹さんの代謝建築論を読んでいます。

か→かた→かたち、という設計手法が、

ルイスカーンのリアライゼーション→フォーム→デザインの流れとの共通点を以前から感じていましたが、本ではカーンの影響も言及されていて納得。

ルイスカーンのこのコンセプトやダイアグラムは建築の原点だと思っていますが、これからの建築はフォームという建築の種に至るまでに敷地条件やプログラム、コストだけでなく、施主という要素が入ってくることになると思っています。

なので、毎回テイストの違う家が出来ることが自分にとっては理想的であるのです。

たくさんのクライアントと出会い、向き合い、鍛えられたことによって初めて理解できることを20代の内にで気付けたことに感謝です。

アトリエ系の人たちと違い、自分には師匠がいないけれど、ある意味クライアントが師匠的存在なのかなと思ったりもします。