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2016.06.11 原風景②

昨日の続き。

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当時通っていた幼稚園はカラーも当時のままです!
マンションから徒歩5分でとても近いところにありました。
お城っぽいかわいい外観してました。

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買い物はこのショッピングモールへ毎日のように来ていました。

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アーケードのようになっていて、買い物だけでなく、子供たちの遊び場でもありました。
今はありませんが、50円でできるゲーム機とかも置いてあり、当時爆発的な人気だったファイナルファイトというゲームは行列ができるくらいでした。
一つ年上の子が達人級にうまくて、横で見てその技を盗んでいました。

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いつも通っていた床屋さんもありました。
当時はスポーツ刈りが流行っていていつもバリカンでがっつり刈られて帰ってきました。

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近くにはグラウンドもあってよくここで野球をしていました。
今日も試合をしていましたが、残念ながら僕が所属していた山一フェニックスではありませんでした。
今もあるのかはわかりませんが、当時は弱小でほぼほぼ試合は負けていました。
自分には野球のセンスはない、と小学生ながらに悟ったのでした。でも野球は大好きです。

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これまた近所の公園。
ぼくたちはまきまき公園と呼んでいました。
このオブジェ、麒麟の田村さんが野宿していたあの有名な作品です。
当時は赤茶色でしたが、青く塗られてしまいましたが、すこし色が剥げてきて当時の色があらわになっていました。赤茶のほうが僕は好きです。
立体的かつ流線形の造形物。誰が作ったのかはわかりませんが、ザハばりの曲線が内部に備わっています。
花火とか夏にここでやってましたね。

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へびのように続くみち。
今はホタルで有名になって保存しているそうです。
当時はそんなことは知りませんでした。
先日もMBSで放送されていましたね。

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都会にこんな自然が残っているのが山田の良さかもしれません。
このへびのみちは自転車でよく通っていたみちです。
昔、自転車で走っているときに、擁壁の上から本当に黒くて長細い蛇がぽとって落ちてきて、必死で自転車をこいで駆け抜けたこともありました。

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へびのみちの先に、当時「はかいけ」と呼んでいた池があります。
ここではひもにちくわを付けて、ザリガニ釣りをやっていました。
ザリガニも警戒心が強いやつがいて、いかにスムーズに引っ張り上げるか、駆け引きが大切でした。
岩の隙間から大きなハサミがにゅっと見えた瞬間の喜びと興奮は今でも忘れません。
今も釣りをする人がいていました。変わってませんね。

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池を保存する看板もありました。

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当時公文を習っていた時に通った建物。
今見るとなかなかシブい佇まいしてますね。

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前には神社があってよく公文終わりに遊んで帰っていました。
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神社も当時のままです。
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鳥居がたくさんあって毎日のようにくぐっていたのかと思います。
鳥居の上に石を載せることができたら願い事が一つかなう、と言われて当時はみんなで石を何度も載せようと必死でした。
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今日はバザーでしたが、祭りの時は屋台が一杯並んですごく楽しみにしていた記憶があります。
ビー玉が入っているビンのラムネを良く飲んでいました。あとたこやきと飴も。
いつも静かな場がまつりの時はまったく違う表情となるのが不思議です。

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最後に当時通った山田第一小学校へ。
校舎は建て替えられてグラウンドが広くなっていました。
ここの学校は今はわかりませんが、とっても自由な校風で当時既にランドセルじゃなくても通学OKでしたし、漫画やゲーム(当時はゲームボーイ)をもってきても大丈夫で、先生と子供たちが友達のような楽しい学校でした。
音楽の先生がすごくて、プリプリとかリンドバーグとかをみんなで演奏していました。僕は下手くそながらもドラムもさせてもらいました。

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学校横にあるノート、文房具を買っていたお店も健在です。
この近くには松竹堂があって、フルーツ餅は最高です。
また、当時はみんなが「おちゃやさん」と言っていたとっても小さな、今にもつぶれそうなぼろい木造の駄菓子屋があって、子供たちの一番人気のお店がありました。
おばあちゃんがやっているお店で、遠足のお菓子はみんなこのお店で購入していました。
安いし、くじ付きのお菓子とかもあって僕もこのお店の常連でした。100円あればいっぱい購入できる子供の味方でした。
ただ、このお店は何年も前になくなってしまって、住宅となっていました。
このお店は大切な思い出です。

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学校横の川も当時のままの姿でした。
建築やアートでは美しさ、新しさ、ディティール、素材等いくつもの要素で語られていますが、個人的には「楽しさ」が最優先で込めたい要素になっています。
その楽しさを作るために僕が意識していることが今の時点で5つくらいあって、その出所はこの山田で育った中にあったり、バスケを6年やってたことであったり、学生時代にお寺をたくさん見たことなんかが影響しているように思えます。
原風景を再度見ることで、自分の設計により正直に向かい合ってやっていけるのかなと感じています。